入れ歯で悩んでいる方は日本全国で数百万人いると言われています。
なぜ、こんなにたくさんの方が入れ歯で悩んでいるのでしょう。
これは、しっかり工程を踏んだ入れ歯作成が行われていない事に原因があります。
当院で作成する入れ歯は、「噛みやすい」「痛くなりにくい」「はずれにくい」が達成できています。
その理由をこれからお伝えしていきます。
入れ歯は非常に精密な創造物です。
緻密な計算のもと、1つ1つのステップを丁寧にこなしていかなければ良い入れ歯を作ることができません。
当院が行っている製作工程で特徴的なものをご紹介します。
皆さんも経験があると思いますが、入れ歯を作る際、
まずはお口の「型」をとります。
この型をもとに模型を作り、入れ歯を作成していく
のですが、すべての基本となる「型」がしっかり
とれていなければ、完成した入れ歯にも「ズレ」が
生じてしまい、噛めない・痛い・はずれる入れ歯が
出来上がります。
当院ではこの「型」を精密にとるため、すでに規格の
定められたトレーではなく、患者様オリジナルの
個人トレーを1から作成し精密な型を取っていきます。
印象材とは、お口の型を採取する工程で利用する材料
です。作成した「個人トレー」に「印象材」をのせ、
お口の型を取っていきます。
印象材には「シリコン印象材」「アルジネート印象材」
と呼ばれる素材があり、それぞれ特徴が異なるため
ケースによる使い分けを行っています。
何やら難しい言葉ですが、要は患者様に合った理想の「噛み合せ」を探る工程です。
この工程で探り出した噛み合わせを咬合器上に反映させ、入れ歯を作成していきます。
ケースによってはこの工程を踏まない事もあります。
歯並び・歯の形・歯の大きさは、あなたが思っているよりもその人の個性を際立たせます。
例えば次の例を見てみて下さい。
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日本人に多いタイプで、前歯の先端が直線上にある歯と、ない歯とが混在しています。自然な歯並びといえます。口を小さく見せる効果もあり、若々しい印象を与えます。 |
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白人に多いタイプの歯並びで、前歯の先端がすべて直線上にあるので、口元をくっきりと強調することができます。 |
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日本人の女優さんに多いタイプの歯並びです。前歯の先端はすべて直線上にありますが、歯と歯に多少の重なりがあることが特徴です。女性的な印象をもっと強調したいという人に向いていると言われます。
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下唇のラインと前歯のラインが平行になっているのが特徴です。世界的に好まれる並びで、ハリウッドスマイルとも呼ばれています。 |
このように「歯の形」「歯並び」の微妙な違いによって、その人の印象を変えてしまう事があります。当院では、単に物を噛みやすいという機能面だけではなく、「見た目の印象」も考慮した入れ歯作りを行っております。
入れ歯は歯科医師1人で作るものではありません。「歯科技工士」と呼ばれる入れ歯職人の方と共に作り上げていきます。
当院では、E-デンタルラボさんという歯科技工所と連携し、様々な入れ歯を作成しています。クオリティーが非常に安定しており、安心して任せられる技工所さんです。
患者様が「入れ歯に何を求めているのか?」によって答えは変わってきます。
例えば、「とりあえず噛めればいい」などというご要望であれば保険の入れ歯をご提案します。
しかし、「見た目を良くしたい」「長持ちする入れ歯が欲しい」「軽い入れ歯が欲しい」「違和感の少ない入れ歯が欲しい」「食べ物の温もりをしっかり感じたい」などの目的がある場合は、自信をもって保険外の入れ歯をご提案します。
これから保険と保険外の入れ歯の違いをご紹介しますので、どちらの入れ歯にしようかお悩みの方は参考にして頂けたらと思います。
保険の材料で作る入れ歯は重いため、噛むという動作に負担を与えます。
一方、保険外で使用する材料には、保険の材料の約1/4の重さのものを使用しますので、お口に負担がかからなく、外れにくい入れ歯が作成できます。
また、厚さに関しても差があります。
口の中は、髪の毛が1本入るだけで不快感があるほど敏感です。このため、保険外の入れ歯で使用する材料の場合、保険のものに比べ約1/6の厚さの薄い材料を使用しますので違和感が少なくなります。
下の画像を見て頂けると一目瞭然だと思います。保険の材料で作った入れ歯(左)、保険外の材料で作った入れ歯(右)の比較をしています。
保険の入れ歯では、素材の性質上、温かい・冷たいといった食べ物の温もりが感じにくいです。保険外の入れ歯では温もりを感じやすい材料(専門的に表現すると、熱伝導率の高いもの)を使用します。
食べ物の温もりは味覚に大きな影響を与えますので、食事を楽しみたい方には保険外の入れ歯がお勧めです。
保険の入れ歯の代名詞とも言える入れ歯をひっかける針金は、見た目が悪く心理的な悪影響を及ぼす場合があります。
保険外の入れ歯では、この針金を見えないようにする仕組みがあります。
最近では見た目が改良された入れ歯が多く開発されています。
当院では「ノンクラスプデンチャ-」「コーヌスクローネ」「マグネットデンチャ-」「オーバーデンチャ-」を扱っております。
金属のバネ(クラスプ)がない(ノン)入れ歯です。
金属のバネが見えるのが嫌な方、もっとぴったり
と密着した入れ歯を望まれる方、よく入れ歯が
壊れて困っている方等にお勧めしています。
ナイロンに近い素材のため、滑らかで柔らかく、
割れる心配がありません。
これも金属のバネではなく「茶筒」の原理を応用して
入れ歯を固定します。
磁石の力を利用して入れ歯を固定させます。
特徴1.入れ歯を装着していることに気づかれにくいです
金属のバネを使いませんので、入れ歯を入れている
ことに気づかれにくいです。
特徴2.着脱が簡単
磁石で固定させているので、簡単に取り外しができます。
特徴3.しっかりと固定されます
強力な磁石を使っているので、動かず、外れません。
また、磁力は永続的に機能しますので、取り換えなどの必要はありません。
特徴4.お手入れが簡単
シンプルな構造なので、お手入れは普通の入れ歯と変わりません。
オーバーデンチャーとは、2~4本のインプラントを埋入し、現在使用している入れ歯をしっかり安定させる治療法です。
患者さんが自由に取り外しできるためメインテナンスが非常に簡易です。
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
料金体系は料金表をご参照ください。