当院では、次の3つのステップを踏むことで痛みを抑えた治療を実現しています。
事前に、注射する部分に麻酔液を塗ります。
これにより注射時の痛みを抑えます。
ケースによっては行わない場合もあります。
医学的見地、そして経験から導き出したアプローチで痛みを抑えます。
1.痛点が少ない場所を狙う
2.表面から徐々に深層へアプローチ
3.針を動かすのではなく、お口全体を動かす
4.テンション(ひっぱり)をかける
その他いくつかの医学的知識を利用します。
極細の針を使い、ソフトに注射することで痛みを
抑えます。
MIという言葉をはじめて聞いた方がほとんどかと思います。
MIとは(Minimal Intervention)の略で、直訳すると「最小の侵襲」という意味になります。簡単に言ってしまいますと、歯をできるだけ抜かず、歯を削る量を少なくして治療を行おうという考え方です。
今までの一般的な歯科治療は、虫歯に侵された部分を
削って詰め、そして削る部分がなくなれば
歯を抜いてしまうというものでした。
しかし、近年では歯科材料技術の進歩もあり、
今までの治療法とは異なる考え方が徐々に
歯科界に浸透してきています。それが
MI(できるだけ歯を抜かず、歯を削る量を少なくして治療を行い、健康な歯を残していくという考え方)です。
ではなぜ当院はMIを推進しているのか?
それは、MIをしっかりと実践することで
「歯の寿命が延びる」ためです。
歯を削ってつめ物・かぶせ物をすれば治療が終了し、以前よりも歯が頑丈になったとイメージされるかもしれませんが、実は治療をすればするほど歯は弱くなります。
最終的には削る歯もなくなり、抜歯、そして入れ歯・インプラントなどの運命をたどります。
しかし、MIに基づいた治療を行う事で、歯の寿命を大幅に伸ばすことができ、長期にわたってご自身の歯で生活することも夢ではありません。
「歳をとることで自然に歯が抜けてしまうことはしょうがないことだ」とお考えの方もいるかもしれませんが、それは間違った考え方です。
MIの考え方は治療面だけにはとどまりません。
「生活習慣の改善」「日常のお手入れ改善」「悪くなった部分の早期発見」の考えも含まれます。これらを総合的に行っていくことで歯の寿命を延ばすことが必然的に可能になるのです。
当院ではこのMIをしっかり行うため下記のような取り組みを行っております。
歯を削る量を少なくするには、治療部分がしっかり
と見えなければなりません。従来までは「肉眼」で見える
範囲での治療でしたが、当院では「拡大鏡」というものを
利用し、肉眼よりも数倍拡大された視野で治療を行って
います。
下の画像は肉眼での視野と、拡大鏡の視野の比較となります。
どちらの方が精密な治療ができるかは一目瞭然ですね。
どのような機器を利用しようと、最終的に歯を削る
のはバーと呼ばれる「ドリル」です。
このドリルが太ければ歯は大きく削れますし、
細ければ細いほど必要な歯しか削らずに済みます。
当院では、現在利用できるドリルの中で細い
ドリルを利用し歯を削りますので、健康な歯までを
削ることはありません。
う蝕検知液とは、虫歯の部分のみを赤く染める薬剤です。
虫歯治療を行う上で大切なのは、
虫歯に感染した部分をしっかり除去することですが、
通常は虫歯の硬さを頼りに、軟らかくなった部分を
削っていきます。しかし、この方法では、感染部位
を正確に除去することはできません。
しかし、このう蝕検知液を使うと、
感染した部分が赤く染まりますので、
どこまで虫歯を削ればよいかがわかり、
歯を削る量を少なくすることができます。
虫歯が過度に進行してしまった場合、
通常は抜歯の運命を辿ります。
しかし、「エクストリュージョン法」を活用
することで、ケースによっては抜歯せずに
歯を残すことが可能になります。
この方法は、歯根挺出術とも言い、矯正治療の1つです。
歯茎の下にある虫歯を歯茎の上に露出させることにより、かぶせ物の「土台」を立てることが可能になります。また、この方法は、可能な限り抜歯しないで被せ物を作ることが出来るだけでなく、その歯の予後(経過)が良くなることが期待できます。
当院では多くの治療実績があるため難しい治療だとは考えていません。 むしろ、歯を残すためにたいへん有効な治療法だと考えています。「歯を抜かなければいけない」とされる状態でも、この治療法を用いれば、歯を残せる可能性があります。歯をなるべく残したいとお考えの方は、一度、当院までご相談ください。
虫歯は急に進行するわけではなく、長い年月をかけて徐々に進行していきます。
ごく初期の段階(C0=経過観察)を過ぎてしまうと悪化の一途をたどります。
歯は一度悪くなってしまうと、もとの状態には戻らないという認識が大切です。
歯科医院では、虫歯の進行状況を、それぞれCO⇒C1⇒C2⇒C3⇒C4という記号であらわします。
初期の段階であるCO(経過観察)の段階であれば、しっかりした処置をすることで歯を削らずに自然治癒(再石灰化)させることができます。
しかし、それ以降のC1~C4の段階になってしまいますと、歯科医院にて、しっかりした治療が必要となります。
C1 |
C1:エナメル質が溶け表面に穴があいている状態 虫歯の初期段階であるC1になると、治療が必要になりますが、虫歯を削りレジン(プラスチック)を詰め、1回程度の治療で終えることができます。 |
C2 |
C2:穴が象牙質にまで拡大している状態 冷たいものを飲むことで歯に違和感を覚えるのは、C2の段階です。この段階までであれば、歯を削る量は可能な限り少なくすることができます。また、治療回数も1回~2回程度と短期間で終えることが可能です。詰め物やかぶせ物で対応します。 |
C3 |
C3:歯がかなり失われている状態 C2の時よりも痛みの自覚症状が強くなります。C3以降の治療は、虫歯が神経に到達しているため、神経を除去もしくは除菌する治療が必要になります。そしてクラウン(かぶせもの)を装着することになります。治療回数は5~6回かかります。 |
C4 |
C4:歯の根しか残っていない状態 残念ながら、ここまできてしまった歯は基本的に残すことができません。しかし、周囲の骨、歯の根の状況などによっては歯を残す治療も可能となることもあります。まずはご相談下さい。 |
C4まで進んでしまった場合は、通常「痛み」はなくなります。
痛みがなくなったので「歯医者にいかなくてもいいや」と考える方が多いかと思いますが、その考えは非常に危険です。痛みがなくなったのは神経(歯髄)が死んでしまったからです。細菌はその間にも徐々に歯を溶かし腐らせていきます。
「痛みがなくなった=治った」わけでは決してないですので、早めに歯科医院にて診てもらう事が大切です。
※抜歯した後の対処法としましてはインプラント・ブリッジ・入れ歯がありますが、詳細はインプラント、入れ歯をご覧ください。
詰め物・かぶせ物には様々な種類があります。
良く知られているのは、「銀歯」と呼ばれているものですね。
これは保険適用の素材であることにメリットがあるのですが、
「見た目」「金属アレルギー」「耐久性」「精度」などにおいてデメリットがあります。
かわって保険適用外(自費治療)の素材は、保険適用の素材と比べ「審美性」「体への優しさ」「機能性」「耐久性」「精度」などにおいて様々なメリットがあります。
保険適用外の素材に関してもっと詳しく知りたい方は審美セラミックまたは料金表をご覧ください。
素材別の特徴を詳細に説明しています。
![]() |
![]() |
![]() |
皆様は風邪をひけば病院に行きますよね。
耳の調子が悪ければ耳鼻科に行きますよね。
しかし、虫歯になってもそのまま放置
してしまう方がいらっしゃいます。
これはなぜでしょうか?
「歯を失っても入れ歯にすれば大丈夫!」
「歯が1本なくなっても生活に支障はない」
このような声が聞こえてきそうです。
しかし、残念なことに問題はそう単純ではありません。
歯を失った瞬間は特に不便は感じないかもしれませんが、中長期的に様々な問題が出てきます。噛み合わせが徐々に悪くなる事で引き起こされる頭痛・目まいなどの不定愁訴、欠けた部分を補う入れ歯・インプラント治療などの金銭的負担などなど。
他の病気と異なり、歯の問題は、直接的ではなく、中長期的に間接的な問題を引き起こすため、患者様は危機感を事前に感じることができないのだと思います。
裏を返せば、歯の専門家である我々の啓蒙活動がまだまだ十分ではないとも言えます。
当院は歯の大切さの啓蒙活動を積極的に行っています。
「説明がよく分からなかった」「もっと歯について知りたい!」などのご要望がありましたら何なりとお伝え下さい。しっかりお答えする体制が当院では整っております!
はい、本当です。
実は、歯は「生きて」います。
歯には根の先端に穴があいておりそこから神経と血管が入ってきます。
その神経と血管から歯は栄養をもらいその存在を維持しています。
神経をとるという事は、歯の生命線を断つと同じことになり、「枯れ木」のようにもろくなってしまいます。そのもろさをカバーするため、歯科医院での治療では被せ物をしますが、それでもしっかりと補強できるわけではなく、神経が残っている健康な歯と比べ非常に弱くなってしまいます。こうしたことからも、歯科医院では可能な限り神経を除去しないようにしますが、むし歯が神経にまで進んだ場合は神経をとらざるをえません。皆様の日ごろの口腔ケアが大切となります。
様々な原因があります。
「歯磨きをしっかりしない」「間食・糖分の多い食事」は当然のことですが、
「歯並びの悪い方」「唾液量が少ない方」「部分入れ歯をしている方」も虫歯の危機にさらされていることはあまり知られていません。
歯並びの悪さ
歯並びが悪いと、どうしても歯ブラシの先が届かない部分が出来てしまいます。
その部分の汚れは、普段の歯磨きでは除去が難しく虫歯になってしまいます。
歯並びの悪さは矯正歯科や審美セラミックで治療可能ですのでお気軽にご相談ください。
唾液量が少ない
唾液には「歯の汚れを洗い流す役割」「お口の中を酸性から中性にする役割」「抗菌作用」「再石灰化作用」など、お口の状態を守る重要な役割を担っています。
つまり、唾液量が少なくなってしまうとお口を守るものはなくなり、虫歯菌の無法地帯となってしまいます。
唾液の分泌量は、ストレスや、お薬の副作用、加齢に伴い減少することもあります。
部分入れ歯をしている
部分入れ歯は、入れ歯を固定するために「金属のバネ」を残っている歯に取り付けます。金属のバネと歯の間には汚れが付きやすく、その部分から虫歯が発生してしまいます。入れ歯は単に「痛い・はずれる・噛めない」といったデメリットだけでなく、「虫歯にもなりやすい」デメリットもあるという認識を持ち、日々の手入れをしっかりすることが肝心です。
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
料金体系は料金表をご参照ください。